top of page

反対咬合を治したが、まだしゃくれているような気がするけど。。

更新日:2月11日


反対咬合というのは下顎前歯のほうが、上顎前歯よりも前方に出ている状態のことを言います。反対咬合の原因として、


① 下あごは普通の大きさだが、上あごが小さくて引っ込んでいる場合

② 上あごは普通の大きさだが、下あごが出ている場合

の2つがあります。


①に対しては上あごを前方に出してあげると、プロポーションの良い顔貌に近づきます。

②に対しては下あごを後方に下げると解決するのですが、下げ方として、歯が生えている歯槽骨の部分だけを後ろに下げる方法(下顎骨歯槽骨骨切り術)を選択した時に“反対咬合を治したが、まだしゃくれているような気がするけど。。”ということが生じます。


それは、下あごが出ている原因が歯槽骨の部分だけにあるのではではなく、下顎骨全体が前に出ているために反対咬合になっているからです。


これを図に示すと、下の図のようになります。


















下顎骨全体が前に出ている場合は、歯槽骨切り術ではなく、矢状分割骨切り術で下顎骨全体を後方に下げないとよいプロポーションにはなりません。


自分の反対咬合の原因が、歯槽骨にあるのか下顎骨全体にあるのかは笑った時の顎先の飛び出し具合によく現れます。

下顎骨全体が前に出ている人が笑った時には口の周りの筋肉が後ろに引かれるので、顎先の骨を包む皮膚が薄くなり、骨の形が強調されて顎先の飛び出しが顕著になります。


このような患者さんは、バランスの良い顔貌を得るために、歯槽骨切りではなく矢状分割骨切り術での下顎後方移動が必要です。

閲覧数:17回

最新記事

すべて表示

顎変形症クリニカルパスについて

顎変形症周術期の過ごし方(クリニカルパス、5泊6日)について説明します。 外来 ・術前検査、CT、レントゲン, 手術同意書のお渡し(手術1ヵ月前) ・自己血貯血(手術前2週間) 入院(手術前日AM)Day1 ・午後に診察があります。ここで最終的な手術計画について詳しく説明します。 ・矯正歯科から持参してもらったスプリントの確認を行います。 ・写真撮影があることもあります。 ・夕方に麻酔科の訪問があ

bottom of page