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片側唇裂の鼻修正(難症例)
過去に複数回のお鼻の修正術が行われていた患者さんです。
淀川キリスト教病院形成外科
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鼻孔の幅の左右差
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鼻孔のかたちの修正
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上向きの鼻の修正
を希望されて、当科を受診されました。
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左(患側)の鼻孔幅が右より少し拡がっています。唇裂でよくみられる変形です。
また、過去の手術の影響で右の鼻腔縁の輪郭に切れ込みが入ったような変形を認めます。
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見上げでみると、鼻孔幅の左右差がはっきりとします。
側面からみるとお鼻が少し短く、鼻先が上を向いた変形がみてとれます。
下記は当院で行った修正術です。
鼻孔の幅の左右差
鼻孔のかたちの修正
上向きの鼻の修正
→ 左鼻翼切除による鼻幅の縮小を行った
→ 右鼻孔縁への軟骨移植で右鼻孔の形を整えた
→ 肋軟骨を用いた鼻中隔延長術で鼻を伸ばして、上向き鼻を修正した
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修正術後
鼻の幅の左右差はほぼなくなり、右鼻孔縁の切れ込み変形も緩和されています。
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修正術後
見上げでみると鼻孔の対称性がよくなっているのがよくわかります。
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修正術後
鼻尖部の形態の改善が明らかです。
唇裂のお鼻の変形は幼少時から何回も手術を行われていることが多く、修正は困難を極めることが多いですが、修正するポイントを絞ってキチンと計画して手術を行えば結果を出すことは可能です。
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